初めての美容室でうまく髪型の注文を伝えられなかったり苦手だったりしている方も多いはず。自分の思っていた理想の髪型をうまく美容師に伝えきれずに仕上がりが思っていた形と全然違う!そんな経験ありませんか?
カットは特にイメージの共有が大切になってきますのでご自分のイメージや理想や悩みを可能な限り具体的に伝えるというのはやはりみなさん苦手なように思います。
そんなカットの頼み方、オススメのオーダの仕方をマスターするだけでよりお客様の理想の髪型や悩みが解消される確率がぐっと上がってきますので幾つかのポイントを抑えて素敵なヘアスタイルにしてもらいましょう♪
お客様が美容室に来て一番達成しないといけない目的は髪の悩みや要望が解消すること。カットにしてもカラーやパーマにしてもそうですが、なにか気になる部分があるからこそ美容室に足を運んでいると思います。何となく気分で美容室には来ませんよね?
そんな美容室で悩みを解消する為に僕ら美容師と最初に行うカウンセリングです。お客様の悩みをお伺いして施術を行うという美容室では当たり前な工程なのに上手く伝えられない!というお客様たちのお悩みを解決していこうと思います。
目次
カウンセリングの重要性

美容室においてカウンセリングとは、お客様の髪の悩みや要望をお伺いし、適切な処置をするための言わば設計図のようなものです。何かを作るときに設計図がなくてもある程度のものはできるでしょうが完成図があった方がより精密により正確に作り上げていけるのと一緒で、お客様のヘアデザイン(カットやカラー、パーマなど)もより悩みが改善解消されるものだと思っています。そのカウンセリングでしっかりと要望を伝えていないと自分の気に入ったデザインになりにくいと僕は思っています。
当店にご来店いただいた方はお分かり頂けていると思いますが、僕のカウンセリングは長いです。長く話すつもりはありませんが、長くなってしまうことが多いです。しっかりとお客様の悩みなどを聞き出すためと、お客様の要望に対してプロの意見や見解、そして今後のお客様の髪の毛のプランなどを最初にブワーッと話してしまうため少し長くなってしまいます。
長く話すよりも要点をまとめて聞き出せればいいのでしょうけど僕は話術師ではないので回り道もしながらお客様とコミュニケーションを取りながらお話を進めています。
お陰様でしっかりと話を聞いてくれるとお客様からはご好評を頂くこともあります。なんだかお付き合いありがとうございます。
カウンセリングというとなんだかざっくりしてしまう印象がありますが、僕の中では打ち合わせだという認識で行っています。細かいところまで聞き出しは話し合い、そして施術を行う。この流れは美容師とお客様にとって必要な工程だと思いますのでご来店の際はご自分の髪の毛の打ち合わせをしっかりと行うように心掛けて頂けるとお互いに良い関係性を築けると思います。
お客様は何を伝えるべきか、具体的なカットの頼み方
では何をお客様がカウンセリングで伝えるべきなのか、髪の毛の悩みや要望によって変わってはくると思いますが悩みとしてあげられる事といえば、
- 毛先のダメージが気になる
- 毛先がパサつく、広がる、まとまらない、はねる
- ボリュームが出やすい、または出ない
- 毛量が多い、少ない
- ブローしにくい
- 毛先がからまる又は引っかかる
- くせ毛の悩み
- 襟足のくせ
- 前髪が割れる
- カラーが染まりずらい
- カラーの退色が早い
- 色味が出にくい、すぐ赤くなる又は黄色くなる
- 白髪が出てきた
- パーマがかかりにくい、すぐ取れてしまう
だいたいこのくらいなんでしょうか、要望としては上記の改善が主だと思います。
少なくともこの悩みがある方は必ず伝えた方が良いです。どう改善するかは美容師側の選択もあると思いますが悩みはお客様自身の不変的なものなのでしっかりと伝えるようにしてあげてください。この部分がお客様の理想の髪の毛へ導く設計図になってきますので細かくても良いのでしっかりと伝えてあげてください。
例えば、毛先のパサつきやまとまりが悪いという悩みがあって、毛量も多い方がいたとします。そして毛量が多いのでたくさん梳いて軽くしたいという要望だけを伝えたとしたらどうなるでしょう。
美容師さんによっても変わってはきますがおそらくかなり梳いてくれるでしょう。その結果毛先がスカスカになり量は減ったけど毛先の悩みは改善されていませんよね、この場合はむしろ悪化すると予測できます。毎日のスタイリングが楽になるとは思えません。こんな事が日常ではよく起こります。
正しく伝える、毛先のまとまりと毛量を減らすということを両立させるカットや施術であればもしかしたらもっと扱いの良いスタイルが出来上がったかもしれないということです。そのくらい髪の悩みを伝えるということは重要になってきます。
そしてもう一つぜひ伝えて頂きたいことがあります。
それが「こうはなりたくない」という願いです。要はご自分の経験上、失敗とも言える状態を伝えることにより扱いづらくなるかもしれない状態を避けることができます。
毛先がスカスカになりたくない、段差をつけたくない、毛流があるから短くしたくない又は長くしたくないなど。
もちろんそうしてあげた方がよくなるパターンもありますが、基本的にこうなりたくない。
と思うことというのは扱いずらかったなどの経験からくることだと思うのでそこは忘れずに伝えてあげた方が良いです。
ぜひカウンセリングでは「髪の毛の悩み・要望・こうはなりたくない」の三点を細かく伝えることをオススメします。
スタイル写真や画像もオススメ
当たり前の事ですが、言葉でいくら伝えようとしても限界があります。画像や写真などお互いが目で見て一緒のイメージを共有できるのは画像などが一番効果的です。目で見る情報は長さや形など明確に伝わるので特にオススメです。注意点としては正面からの画像だけでなく横や後ろ側の画像もあればより良いでしょう。
ただ一つ画像のデメリットとしてはモデルさんとご自分の髪の違いが挙げられます。
骨格や毛流れ、クセのの有無などが違うとまったく同じにはならない事がありますので注意が必要です。画像などはざっくりとした全体のイメージとして捉えてもらうためのツールぐらいの意識の方がちょうどいいでしょう。
ただどうやって伝えていいかわからない方は「ショート、ミディアム、ボブ」などで検索した画像の中で理想に一番近いものをチョイスし美容室に相談しに来ていただくのも一つの作戦かなと思いますのでどうしてもうまくカットを頼めないという方はオススメのオーダーの仕方かもしれません。
悩みを上手く伝える2大フレーズ
では実際にお客様が上手く伝えれるために、こういう風に言ったらOKという僕なりのテンプレートを作りましたので美容室でお客様が悩みや要望などを伝える際の参考にしてみてください。
- 毛先がスカスカにならないように全体の毛量を調節してください。
これはカット全般で言えることですが、毛先に動きが欲しい場合以外はすべてのスタイルで応用できる魔法のフレーズです。一見無茶なことを言っているようですが、できます。僕も施術時にやっていますし何よりもこういう風にアドバイスをお客様にしているのも僕ですから。これを伝えることで毛先のまとまり感を残しつつ毛量を減らすことができます。
毛先ができるだけ減らないように髪の厚みを取ることは可能ですのでぜひ美容師さんにご相談してみてください。
だいたいのお客様がこれを伝えることによって正しい施術を受けたなら髪型の悩みはだいたい解消されるのではないだろうかと思うくらい万能なフレーズなので他の悩みと合わせて使ってみてはいかがでしょうか。
- 髪の毛の退色は気になるけど暗くしすぎないで色持ちも良くしたい、できればダメージレスで
無茶といえばこれ。
すぐ明るくなったりしてしまう方が色持ちや退色の改善のために言って欲しいフレーズです。
一般的に暗くすればするほど色持ちがアップし、退色が緩やかになると言われているカラーですが、暗くしたくない方も多いハズ。暗くしたくないけど明るく染めるとすぐ抜ける、白髪が出てきて気になるけど白髪染めをしたくないなどそんな時はこのフレーズで美容師さんに伝えてみましょう。きっとなにか対策を考えてくれます。
髪がすぐ明るくなるのを改善☆たった一つの方法とは。でも少し触れましたが、ローライトやハイライトというテクニックを使いいくらでも改善できますのでぜひお試しください。
この二つを基本にあとはお客様ご自身の別な悩みを併せて伝えてくれたらだいたいのお客様の髪の毛の悩みはなくなりやすくなるハズです。
まとめ
美容室で上手く悩みや要望を伝えられないというお客様が本当に今は多いです。
これはお客様がシャイすぎて話せないのではなく、美容師側がカウンセリングのお時間をしっかりと取れない事が多いからなのではと思えて仕方ありません。
しかしながらお客様から施術に必要なお悩みが最初にしっかりと伝わっていれば良いだけなので、メモ紙かなにかに髪の悩みと要望を箇条書きでも書いて美容師に渡してみるというのもひとつありかもしれませんね。
なによりも美容師とお客様の間に必要なことはカウンセリングです。
悩みや要望を聞く時間。
その部分をしっかりと話し合い素敵なヘアスタイルに出会える方がたくさん増えればと思います。

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