札幌市中央区、大通りの美容室【美髪屋】です。
北海道には美容室が約10000件あります。
働いている美容師はこの倍以上はいるようです。
そんな中で美容師として働いている僕という人間を皆様に知って頂きたいと思います。
まず始めに伝えておきます。
かなり個人的な主観による考え方や思考です。
しかしながら美容師として僕が信念として持っているものがブレてはいけないと思い、多くのお客様、そして同じ美容師に知っていてもらいたいことを徒然に書いていこうと思います。

「人」を選ぶという美容室の決め方
みなさんが初めての美容室に行くときの決め手はなんですか?
場所?
値段?
お店の雰囲気?
どれも思い当たる要素の気がします。
確かにお店の場所も大切です。
お店に行くのに2時間も掛かっていたらもちろん通うのが大変になるので行けなくもなりますし、家の近所にある美容室に通っているかといえば必ずしもそうではないでしょう。
もちろんあまりに高すぎると毎回は大変になってきますが、どれだけ料金が安くても施術する美容師が皆新人のようなお店であれば行かないとも思います。
余りにも自分のジャンルと違う雰囲気のお店だと落ち着かなくもあるでしょうし、なによりもリラックス出来ません。
では逆に同じ美容室に通う場合はどんな時か。
お店が通いやすい立地。値段設定が定期的に来れる範囲内の金額。お店の雰囲気が良い。
考えられるのはこのくらいでしょうか。
しかし、美容師を選んで来られる方がどのくらいいるでしょうか。
何度か担当してもらった美容師を指名をして行くというのは良くあります。
僕が担当させてもらっている顧客様の多くもこういった経緯で指名してくださっています。
でも初めてのお店で、沢山のスタイリストがいる中で僕を指名してご来店して頂く方も中にはいらっしゃいます。
なんでかと聞いて見るとやはりブログを読んでという方が圧倒的に多いです。
様々な事を好き勝手に書いてあるブログが多いですが、それを読み自分に合っていると感じて頂けたのではないかと本当に嬉しく思います。
モノが溢れ、商品商材が多い中で内藤和哉という「人」を選んで来てもらっている。
これこそが僕の、美容師の本来の姿なのではないかと偏った考え方を持っています。
美容室というものは山のようにありますので正直どこの美容室もやっていることといえばカットやカラーやパーマです。カットやカラーをしたいと美容室に行ってウチではやっていませんと断れたことはないですよね。
トリートメントも商品なので、取り扱いの有無ももちろんはありますが、どこの美容室でもほとんど使っているものは同じです。カラー剤もそうです。
トリートメントやカラーなどは誰がやっても同じ、使っているお店とそうでないお店があるだけなんです。
唯一無二という僕という少し変わっているかも知れない美容師を選ぶ、もちろん僕でなくてもいいです。お店ではなく、美容師を選んでぜひ髪を切りに来てみてはいかがでしょう。
どこにでもある美容室ではなくそこにしかいない美容師を選ぶという選択をして美容室に足を運んで頂けるともっと美容師がお客様の為に頑張れるのではないかと僕は思います。
今は美容師個人が様々なメディアで発信している時代です。
ブログやSNSなど、こういったモノを一度見てみて下さい。
星の数ほどいる美容師かもしれませんが、その中でも運命の出逢いがあるのかもしれません。
技術についての考え方
美容師の技術って何だと思いますか?
シャンプー、ブロー、スタイリング、カット、カラー、パーマ、縮毛矯正、トリートメント、ヘアセット、などなどでしょうか。
沢山練習を重ね、ようやくマスター出来る技術がほとんどです。
シャンプーも、新人とベテランの美容師では気持ちよさが違いますよね。
カットも上手下手と感じることもあるはずです。
カラーやパーマなども得意不得意がやはりあります。
こういった美容師の技術ですが、お客様が一番に大切に思う事はなんでしょう。
美容師目線で考えると、もちろんすべて大切に考えてはいますが、お客様目線で考えてみたときには何が一番になるかというと、【カット】ではありませんか?
パーマや縮毛矯正は自分でされる方はあまりいませんが、市販でカラーをされる方はいます。ダメージや、ムラに染まるなどの不具合ももちろんはありますが自分で染めれるんです。
しかしカットやカラーなどの技術は美容師がこだわっている部分でもあります。
今回この2つの技術についてピックアップしてお伝えしていきます。
カラーリング

カラーリングはちょっと前にものすごい勉強し直しました。
今のところは理論的に落ち着いていますのでカラー単体で勉強していませんが、今までカラー理論ではなく僕のオリジナルカラー理論が完成しています。
特に「今までできなかった」をテーマにカラーリングは考えています。
例えば、すぐに明るくなってしまったりすぐにオレンジになってしまったり、すぐに色落ちしてしまったりとカラーの悩みで上位に入るこの「退色」。
みなさんも経験ありませんか?
僕はお客様によくローライトを提案します。
今までは色持ちを良くするためには暗くしないといけないという常識が一般的でした。
でもお客様で暗くしたいという方と暗くはしたくないという方がいます。暗くしないと色持ちが悪い、でも暗くしたくない。暗くはしたいけどすぐに明るくなってしまう。
こんなワガママも叶えてあげることができなかったカラーリングの常識をなんとかならないのだろうかと考えた結果、暗くしすぎなくても色持ちをよくする方法はローライトを入れることで改善されるという結論に至りました。
アッシュやピンクなどの色持ちが悪いとされていた色味も、このローライトを応用する事で色持ちをアップさせることが可能です。
更には髪の毛を傷ませたくないけど明るくしたいなんて今までは無理だよと断られるような事もハイライトを応用する事で実現可能な領域まで来ています。
そんな事を今まで美容室で言われた事がないとお客様にはよく言われますが、要は美容師が「できなかった」のではなく「やろうとしなかった」だけなのではないだろうかと思います。
もっと言えば、いつか薬剤理論をマスターすれば、全く髪の毛が傷まない状態でどんなカラーも楽しめる時代が来るのではないかとも思います。
現状のカラー剤ではまだまだ実現していませんがノーダメージとデザインはいつか両立できるのではと思います。
昔はブリーチしないと出せないような透明感のある明るめなカラーリングも今ではある程度であればワンメイクカラーできるようになりました。
薬剤調合をしっかりとしてあげることによって無限に可能性あるのがカラーリングです。
使う美容師がキチンと学び使いこなせばなんでもできるようになると思いますが、まず使いこなさないとダメっていうだけです。
「今まではできなかった」ことが、「僕ならできる」という形になるようお客様の悩みを解消する為にまだまだ勉強をしていかないとと思います。
カット

カットについての考え方は少し偏屈です。
というのも、美容師というスキルの中で一番習得に時間が掛かったからです。
正確に言うと、まだまだこれからも上達できる伸びしろがあるほど完成されていない技術は他にないからです。
例えば僕が来ていただいた様々な髪の毛の種類、くせ毛や直毛などを毛質、細い太いなどの全ての方達のカットにおいて、100%満足いく形に切れているかどうかといえばもちろんそうではありません。もしそうなら日本中の方が僕にしか切ってほしくないと思うでしょう。
一年以上先まで予約が取れない美容師になっているはずですがもちろん予約はバンバン取れます。
自分自身でも、もっとこうなったら、もっとこうできたらと思うこともあります。
もう美容師を初めて15年以上経ちます。カットを習得しお客様を担当させてもらうようになってからも10数年経ちますがまだまだ完璧なカットには程遠く、これから先も勉強し続けていくことでしょう。
そこまでこだわらなくてもいい部分でもあるかもしれません。
もしかしたらお客様にはその違いがわからないのかもしれません。
しかし美容師として髪の毛を綺麗にするにあたって僕自身がどこまで突き詰めていけるかが重要であり、それはこだわりの部分なのかもしれません。
特に、髪の毛を綺麗にしようと考えたときに今までは切らないと良くならないとかトリートメントをすると良くなるとかを僕自身も思っていましたし、お客様にそう勧めていた時代もありました。
しかしカットにこだわり勉強し、【切る】と言うことを真剣に学んだ結果、髪の毛綺麗にする方法はトリートメントではなくカットだという事に気付きました。
ハサミ一本で髪の毛は生まれ変わらせる事が出来る。
クスリに頼らずお客様の髪の毛本来の美しさを引き出せる。
これが僕のカットのこだわりです。
だって、トリートメントをして髪の毛が仮に良くなったとしても僕の力ではなくトリートメントの力であって、同じトリートメントを扱うお店があればそこでやっても同じ仕上がりになるんです。
僕でなくてもいいということになってしまいます。
でも、僕の理論のカットはやはり僕にしかできません。
僕にしかできない事、そして僕だからできる事でお客様に喜び感動し、笑顔になってもらう事。
その一つの要素にカットが入っています。
技術的なお話は別なブログで詳しく書いていこうと思います。
トリートメントの必要性や考え方

トリートメントに関しては僕は独自の考え方を持っています。
僕が担当した事があるお客様は聞いた事があると思いますが、僕はあまりお店でするトリートメントをオススメしません。
美容師なのに何で?と思うかもしれませんが、美容師だからこそ勧めないというのが僕の持論です。
というのも、美容室でトリートメントをしてどのくらい効果が持続した経験がありますか?
そう言われて、1ヶ月はもったという方は少ないのではないでしょうか。
2週間?1週間?それともすぐにもとに戻った、あまり違いが分からなかったという方のほうが圧倒的に多いと思います。
美容室で行うトリートメントなんてそんなモノです。
しかしトリートメントは無駄な事だとは思っていません。
本来トリートメントというのは髪の毛の内部補修が目的であり、乾いた状態で感じるモノではないんです。
中と外、この両方をケアして初めて濡れたときと乾いたときに違いが生まれお客様自身が効果を実感する事が出来るものなのに、美容室ではトリートメントはガンガン勧めるけどホームケアの方法などをアドバイスしない美容師が多いという現実がお客様の髪の毛を悪く育てている事実をもっと沢山の方に知って頂きたく、僕はサロンワークではお店でのトリートメントではなく、ホームケアをしっかりとしてもらうようにアドバイスしています。
お店でトリートメント勧める場合はご自宅でのヘアケアしっかりとできている方のみにしています。
では家で使うトリートメントやコンディショナー、流さないトリートメントについて詳しくお話していきます。
インバストリートメントとコンディショナー

お風呂で使って頂くトリートメントとコンディショナー、この2つ違いを知らないお客様もまだいらっしゃいます。
美容室で教えてもらった事なんてなかったと未だに言われてしまうのは、美容師が悪いです。本当にすみません。
トリートメントとコンディショナー違いは内部と外部補修です。
トリートメントは内部、コンディショナーは外部の補修を主とし、それぞれ働きや効果が違ってきます。
トリートメントは内部補修、つまり髪の毛の中に入っていた栄養素などを擬似的に入れ込み、内部に留まらせておくことで潤い感やしっとり感が増し、髪の毛のハリコシやしなやかさに影響を及ぼします。
コンディショナーは髪の毛表面、キューティクルの保護や擬似的補修を行い、指通りの改善や髪の毛ダメージから守るコーティングの役割を果たします。
しかしどちらも濡れている状態ではなんとなくしっとり感じるかもしれませんが、乾かしてしまうと効果を実感できないのは外部補修よりも内部補修能力が高いからにすぎません。
コンディショナーもコーティングの役割を果たしますがその効果はすごい長持ちするものでもありませんし、高級な商品を使ったとしてもそこまでの効果を期待できないといった事が現実のようです。
トリートメントは例えて言うなら薬のような存在です。
髪の毛を元の状態に治す力こそありませんが、髪の毛本来の姿に近づけるための補修してくれます。
ではコンディショナーはというと、絆創膏や包帯のように、表面の保護を担っています。
トリートメントだけでも髪の毛を良い方向に導いてもくれますが、コンディショナーも併せて使うことによって髪の毛内部と外部の補修ができ綺麗な髪の毛に生まれ変わらせる事ができるということです。
アウトバストリートメントについて
アウトバストリートメント、洗い流さないトリートメントとも言われることがありますが、これは一体何の為に付けているかを知らないお客様が多いです。
何か付けたほうがいいと思って付けていたり、なんとなく付けたり、全く付けてない人もいます
良い悪いはどちらでもいいですが、効果効能をしっかりと知った上で使うか使わないかの判断をお客様自身がすればいいと思います。
まずエマルジョンタイプと言われる乳液型のトリートメントとオイルタイプのトリートメント二種類がありますが、どちらが良いかと分からない方もいると思います。
どちらもトリートメントですが、付けた後の質感が違うのでお好みで付けると良いです。
エマルジョンタイプは髪の毛内部に浸透し、質感はしっとりさせるものが多いです、オイルタイプは髪の毛表面のコーティング力が強く、サラサラにしてくれる力があります。
オイルにも種類があり植物系オイルと石油系オイルがあり、植物系オイルはしっとりと重たく仕上がり石油系オイルサラッと軽い質感になりやすいモノが多いです。
どちらの質感がオススメというわけでなく、自分の髪がどうなっていたいかが選ぶ基準になってきます。
しかしトリートメントと名は付いていますが洗い流すタイプのトリートメントに比べてもトリートメント効果は薄く、どちらかといえばコンディショナーに近く髪の毛表面のコーティングに優れているものだと思います。
付けてから洗い流すまでの間髪の毛コーティングし外部からのダメージから髪の毛を守るという意味合いが強いアイテムなので、付けなくてもいいというモノではないという事がお分かりいただけたでしょうか。
後はお客様自身の判断にお任せはしていますが、髪の毛を綺麗に伸ばしたいという方はダメージケアの一環として付ける習慣をつけていくと髪の毛が綺麗になりやすいのかもしれませんね。
サロントリートメントとホームトリートメントに対する考え方

僕が美容室でのサロントリートメントをオススメしない最大の理由はお客様日々のヘアケアのレベルによる部分が大きいです。
というのも、ご自宅でのヘアケアをしっかりとしていない方にサロントリートメントをしていただいても、その効果を持続させる事ができていないのであれば意味がない考えているからです。
小学生にいきなり大学の勉強を教えてもチンプンカンプンなのと同じで何事にも順番やステージというものがあります。
お客様がまず初めにやらないといけないケアはホームケアです。
シャンプーの後にコンディショナーしかつけない方はコンディショナーの代わりにトリートメントを付けるという事をアドバイスします。
それが当たり前にできるようになったら次はトリートメントを付けてから少し時間を置いてみることをオススメします。
次に乾かす前に流さないトリートメントを付けてから乾かすという努力してもらいます。
これが習慣になって初めてサロントリートメントをしてその効果を持続させる準備段階が出来上がってきます。
そこまでされているからこそトリートメントのもちも良くなり効果を長く実感することができるんです。
ご自分は今どのステージにいますか?
いきなり沢山ケアしようとしても面倒になってが途中で挫折しヘアケアをしなくなってしまいます。
ご自分に合ったレベルでヘアケアをするようにオススメをしていった結果、サロントリートメントをしたほうが良いと判断できる方が余りにも少ない為に僕はサロントリートメントを多くは勧めていません。
長くヘアケアを続けていける方法を考えた結果、まだそのレベルではない方にいきなりトリートメントしろと説明することがあまりにも無責任に感じオススメしていません。
お客様がまずは自分の髪の毛にちょっとだけ意識が向くように誘導してあげる事が美容師の最初のトリートメントに対してのアプローチであって、初めてお会いするお客様の髪の毛を傷んでいると切り捨てトリートメントを押し売りすることが美容師ではないという考えからこういった行動をとっています。
お店や美容師からすると賛否両論ありますが、お客様のこれからを考えて、お客様自身がヘアケアに対して自発的に取り組む姿勢を作っていくこともヘアケアの専門家として使命なのではないかと考えています。
ヘアドネーションについて

最近になり認知度がグッと上がってきたヘアドネーション。
髪の毛を寄付し医療用ウィッグを作るといった慈善活動です。
今は僕もJHDACという団体に賛同美容室という形で参加しています。
そのお話をしていきます。
ヘアドネーションをしようと思ったきっかけ
そもそもヘアドネーションという活動は昔から知ってはいますが実際参加をし始めたのは2018年に入ってからです。
当時は髪の毛を寄付するというぐらいの知識しかなかったですが、色々調べていくうちに寄付される医療用ウィッグは18歳以下の子供たち(JHDACの場合)に贈られると言うことを知りました。
病気や怪我、何らかの理由により髪の毛を失ってしまった子供たちに贈られるという活動だと知った時にすぐに申し込みをした事を覚えています。
美容師という仕事していて髪の毛が当たり前にあることが前提でデザインをしていましたし、その中でお客様に喜んでもらうことももちろんありました。
自分の仕事は髪の毛を綺麗にする事でしたが、髪の毛があるという幸せも一つの形だと知りました。
髪の毛で誰かが笑顔になる。その手伝いを僕はできるスキルがある。
活動に賛同する理由なんてこのくらいで十分です。
ヘアドネーションに協力してくれる方、これからしようと考えている方へ
これから髪の毛を寄付しようと考えている方は、ぜひ途中で挫折せずに伸ばしきって頂きたいと心から願います。
毎日の扱いも大変だと言うことは美容師をしている僕はわかります。
大変だから切りたい!と思う方もいらっしゃることでしょう。
ただ、今一度想像してほしいんです。
髪の毛があるという事で笑顔になっている子供たちの姿を。
そしてもう少しだけ頑張ってもらいたい。そう切にお願いしたいと思います。
美容師という仕事と志事

美容師という仕事の定義は美容師法にも定められいます。
美容師とは、
「パーマネントウェーブ、結髪、化粧等により容姿を整える」とあります。
美容師法が制定された当時はカラーリングはあまり多くなく、パーマに付随するカット、日本髪などの髪結、化粧が主でした。
カットに関しては理容室で行うものとされていましたが法律の改定や定義が時代とともに代わり、現在ではカット、カラーも美容師の仕事として含まれています。
知識と技術でお客様の容姿を整える、つまりは綺麗にするという仕事です。
お客様にとっての綺麗はそれぞれなので、それに合わせて整えていく、そして時代とともに綺麗の定義も変わるので、その時代に合わせた綺麗を創り上げていくという仕事だと考えています。
しかし、仕える事と書いて【仕事】というと、お客様に仕えているかといえばそうではありません。
まるで言葉遊びのようですが、志す事と書いて【志事】という風に捉え美容師をしています。
何を志しているかというと、
お客様の綺麗を最高に引き出せる知識や技術を身につける事、更にはその事でお客様が感動し喜び笑顔になる。
この連鎖を広げるために尽力を尽くす事。
壮大なテーマではありますが、僕の志すところであります。
会社や組織に仕えるのではなく、目標に向けて高い志を持つことが僕の想うシゴトなのではないかと考えています。
こういった話は自己啓発セミナーっぽくなってしまうのでこの辺で。
また別な機会にお話します。
101%からが感動
理念でも掲げている喜びと感動、笑顔というキーワードですが、これはお客様とってどういったものであるべきか。
というお話です。
100%というと僕の仕事で考えると美容師なのでお客様髪の毛をどうすればいいのかという部分です。
お客様はその美容師に何を求めて来るのかというと、カットやカラー、パーマなどで髪の毛が今よりも良くなったり悩みがなくなったりという事を求めていらっしゃいます。
この求めていることに対して100%の事をお客様に提供しても、お客様は感動するでしょうか。
おそらくしないと思います。
なぜなら僕らがプロだと思っているからです。
出来て当たり前なことをされても感動が溢れ出す事はないでしょう。
では一体どうすればいいのかというのが101%なんです。
お客様を想像を少しでも超える事が感動、喜び、笑顔に繋がる事だと思っています。
このお客様の想像を超すというちょっとした事がものすごく大変で、毎回頑張らなくてはいけないし日々僕自身が進化しお客様の感動を増やし続けていかなくてはなりません。
これは簡単な事ではもちろんありませんが常にお客様の101%を目指して頑張っていこうと思います。
サービス業という考えはない
美容師というものは技術職や専門職といった技術を提供していますが、仕事のジャンルを分けたとき、サービス業に分類されます。
技術というサービスを提供しているといえばそうかもしれません。
しかし僕自身はあまりサービスを提供している感覚はありません。
どちらかと言えば、お客様自身が自分の髪の毛にもう少しだけ興味を持ってもらうためのアドバイザー的なジャンルだと感じています。
髪の毛の悩みを解決するための方法やヒントをアドバイスする。それためについでに切ったり染めたりしてあげているだけです。
ヘアケアをあまりしていない人にお店でトリートメントを勧めたり高額な商品を売り込むのではなく、ご自宅でのケア方法や美容室や美容師の活用の仕方アドバイスする。髪の毛が綺麗になる為のアドバイザーなんです。
しかしなにか重要な書類には業種はサービス業と書いています。
本心はヘアケアアドバイザーです。
美容師はプロ。では何のプロ?
お客様から見て僕の事はどう見えるか。
まずは、もちろん美容師だと思って見ていただけていると思います。
後は「プロ」だと思っても見てはいただけているのではないでしょうか。
もちろんビギナーやアマチュアではなく、プロという意識はもちろん持ってはいますが、お客様の「プロ」とは一体なんなのでしょうか。
そして美容師のプロ意識というものがどういったものなのかのズレをお伝えしていきたいと思います。
お客様から見てプロだと思える要素の一つにカットが出来ることが挙げられます。
これは美容師、特にスタイリストというランクとアシスタントというランクにおける決定的違いであって、お客様を担当できるかできないかという部分です。
一般的に美容師というとカットが出来る人の事を指す場合が多いのもこのカット技術習得しているかどうかです。
しかしこのカットが出来るという事がプロだという一般的な認識が間違っているというと皆さんはどう思いますか?
例えば運転技術に例えるとわかりやすいかもしれません。
運転免許を持っていない方と一般のお客様は一緒と言えます。運転免許を持っていないともちろん運転はできませんよね。しかし運転の練習すれば誰でも多少は上手くはなれます。
美容師免許は持ってないけどご自分の前髪を切るのが上手な方もいらっしゃいますのであれと同じです。
運転免許を持っていても、一年間は初心者マークを付けます、美容師で言うところのスタイリストデビューしたての美容師です。
ここで皆さんは初めてプロだと思うのでしょう。
しかし初心者マークを付けているドライバーの事を運転のプロだとは思いませんよね。美容師のアシスタントはさしずめ教習所に通っているレベルといったところでしょう。しかし運転のプロというのもいます。
F1などのプロドライバーです。運転技術で言えばこのレベルがプロでしょう。
では美容師というと、免許を持っているからといって果たしてプロと言えるのか、上手かどうかは別であり経験やセンスに左右されます。
経験年数が長いからといってゆるふわパーマをできるか、最近のトレンドカラーやデザインカラーをしてくれるかというと正直そうではないですよね。むしろ若い世代の子の方がセンスがあったりします。
美容師のプロというレベルは、カットやカラー、パーマなど技術はもちろん、知識も必要になってくる事だと僕は考えています。
例えばカラーリング。
美容師にカラーがなぜ染まるのかの理論を聞いても正確に答えられない美容師が半分位います。お客様よりも多少は知っている程度知識で果たしてプロだと言えるでしょうか。薬剤の理論は難しく、お客様に説明することはほとんどありません。
しかし聞かれないから知らなくてもいいものではなく、プロとして知識があることは前提だと思います。お客様に喜んでもうために必要なことは沢山あります。
しかしベースになる知識を持っていて初めてプロだという事を知っていてほしいです。
僕ら美容師はお客様からすると髪の毛の専門家です。
しかし本当の専門家であれば、膨大な量の知識が必然になっていますが現状ではそうでない場合が多いのです。
薬剤メーカーが作っているパンフレットの情報程度しか持ち合わせていない美容師はアマチュアレベルです。
それだとお客様と何ら変わりはありません。
美容師は、全てにおいてお客様の髪の毛を美しくする為の知識や経験をもっと学ぶべきだと思っています。
終わらない勉強を常にし続ける姿勢が美容師にあってもいいのではないでしょうか。
美容師としての理念
美容師をしていて、様々な方に何で美容師になったのとか、どんな想いで美容師をやっているのかという質問される事があります。
ホームページの理念にも掲げていますが、
【全てのお客様に喜びと感動、そして笑顔を】
という理念を持っています。
これは最初から思っていた事ではなく、あるお店、ある美容師と出逢い、その美容師が美容師理念に掲げていたのが
全てのお客様に喜びと感動をという考え方でした。
僕はその意志を自分の中に落とし込み、僕しかできない美容師とはなにかと考えたときに、
僕という美容師とお客様が美容を通じて笑顔の輪を繋ぐ、広げるというふうになったら幸せだなと感じ笑顔をプラスして今の美容師としての理念が出来上がりました。
抽象的な考え方ではありますが、その理念はカットやカラーなど、僕の出来る多くの技術に反映されています。
ただ僕の美容師としての考え方をお客様には押し付けないようにと考えて施術しているつもりでいます。
あくまでもお客様が笑顔になる方法を考え、提案し施術する事が僕の仕事です。
僕は美容という技術や経験、考え方を持っています。
しかしお客様に伝わらないとその意志も全く意味を持ちません。
今現在出逢っているお客様はもちろん、これから出逢うかもしれない方が、
僕という美容師を通じて毎日を笑顔で過ごせるようなお手伝いを出来れば僕の美容人生は成功していると言えます。
おわりに
美容師として技術や考え方、想いなど本当に美容師の数だけあることだと思います。
そんな中の一人に【内藤和哉】という美容師もいます。
お会いした事がある方もそうでない方も、札幌にこんな美容師もいるんだなと頭の片隅に覚えて頂けると幸いです。

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